第1回日本総合紹介週間(2010年11月20日~27日)

 

 

2010年11月20日から27日、第1回日本総合紹介週間が開催されました。今回の行事は、

キルギスにおいて初めての総合文化事業として開催され、伝統的な文化はもちろん、コスプレやカ

ラオケといった日本文化の新たな一面を紹介すること、大使館だけでなく、キルギスJICA事務所

やキルギス日本人材開発センター、日本人会等日本関係機関・団体の協力を得て、「オール・

ジャパン」で開催すること、そして日本人だけでなくキルギスの人々の力も借り、日本総合紹介週

間を開催する準備過程の中で相互理解を深めること、の3点を目的としていました。

 

初日の11月20日(土)は、18時からフィルハーモニー大ホールで開会式が行われました。着物を

季節毎の行事や四季折々の風景と共にわかりやすく説明した婦人会による着物ショー、よさこい

ソーランや大江戸太鼓など、歓声と喝采が鳴りやまない2時間でした。また開会式には、日本人

だけでなく、キルギスの方も出演し、J-Popや日本舞踊を披露してくれました。

 

 

 

 21日(日)には、キルギスJICA事務所による駅伝大会とジャズ・セッションがありました。

 駅伝大会では、当日飛び入りで多くの人が参加し、白熱した戦いを繰り広げてくれました。大使

館で働く女性現地スタッフも、5人でチームを組んで、参加しました。

 

 ジャズ・セッションでは、JOCVの鈴木孝枝さんがボーカルを努めて下さいました。会場は満席で、

鈴木さんのきれいな歌声と、拍手が響いていました。

 

 

 

22日(月)には、「ラリテート」書店と「ベータ・ストア」でそれぞれ、日本に関連するイベントがスタート

しました。

 「ラリテート」書店で開催されたのは、「日本ブックフェア」です。店内に設けられた特設スペースには、

ロシア語に訳された日本の文学、小説やマンガ、禅や武士道について説明された本が並びました。

 

 

 「ベータ・ストア」では、日本食材展示フェアが行われ、キルギスの食材に、日本の醤油や照り焼き

ソースを使用して作った日本食の試食会が行われました。

 

 

23日(火)にはカラオケ・コンテストが行われました。日本語を勉強している学生を中心に、20名が

登録し、流行のJ-Popや童謡を披露してくれました。また当日は、6歳の女の子が飛び入り参加

してくれるという、可愛いハプニングがありました。

 

 

24(水)には、丸尾大使がキルギス・ロシア・スラブ大学で「日・キルギス関係の発展に向けて」をテー

マとした講演会を行いました。

 

 

25日(木)には当地のコスプレ愛好家団体「ANIMESKI」の協力の下、コスプレ大会が開催され

ました。キルギスでは、コスプレはまだ広くは知られていませんが、この大会が、日本の新たな文化で

あるコスプレの愛好家が増えるきっかけとなれば良いと思います。

 

 

 

26日(金)には、日本武道祭が開催されました。キルギス共和国体育・スポーツ庁協力の下、キル

ギスの合気道、居合道、空手、剣道、柔道、相撲各連盟との共催で行われました。キルギスで日

本武道に携わっている人々が日頃の練習の成果を発表すると共に、多くの観客の前で、日本の多

様な武道が紹介されました。

 

 

27日(土)には、キルギス日本人材開発センターの全面的な協力の下、大江戸太鼓のコンサート

が行われました。会場と同時にフィルハーモニー小ホールが満席となり、立ち見が出るほどの盛況ぶり

で、キルギスにおける大江戸太鼓の人気の高さが伺われると共に、フィルハーモニーのホールに太鼓

が鳴り響く、華やかなフィナーレとなりました。