海外安全対策情報(平成25年7月~9月)

 

1.社会・治安情勢

  期間中、大きなデモや抗議活動等は見受けられず、治安情勢に目立った変化は見られなかった。

 

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

  殺人、強盗等の凶悪事件が散見される他、空き巣、公共交通機関やバザールでのスリ、置き引き等の窃盗事件が日常的に発生している。日本人は、路上強盗、窃盗、また官憲による賄賂の要求等に特に注意を要する。

 

(1)殺人・強盗等、凶悪犯罪の一例

  ア 7月25日未明、ビシュケク市内のビシュケクⅡ駅付近にて中国人男性1名が倒れているのが発見され、病院に搬送されたが同日夜に死亡した。後の捜査において、男性は中国人ビジネスマンであり、元警察官を含むキルギス人2名が金銭トラブルを巡って暴行を加え、死亡したものと判明した。

  イ 9月25日午前、ビシュケク市内西部の会社事務所において、従業員同士の金銭トラブルから、うち1名が手榴弾を爆発させ、同所にいた他の従業員1名とともに死亡した。

 

(2)邦人被害

   8月に、日本人旅行者が警察官からの職務質問を受けた際、所持品検査と称して財布等を物色され、中から現金の一部を抜き取られる事案が数件発生した。

 

3.テロ・爆弾事件発生状況

(1)テロ事件

  ア 5月16日(発表7月末)、ビシュケク市南部の団地内において、カザフスタンよりテロ及び12名に対する大量殺人事件等で国際手配されていたカザフスタン人男性1名が検挙された。

  イ 8月末に、ビシュケク市等でのテロを計画していたとして、シリアでの活動歴のある「イスラム・ジハード団」の構成員を名乗るテロリスト数名(キルギス人2名、カザフ人1名を含む)が治安当局に検挙されている。

 

(2)爆弾事件

   上記、2.(1)イのとおり。

 

4.誘拐・脅迫事件発生状況

  認知していない。

 

5.日本企業の安全に関する諸問題

  キルギスでは、1999年8月に南部バトケン州において、邦人4名が過激派武装勢力により誘拐されており、注意を要する。

 


 なお、中央アジア5カ国には別途「危険情報」が発出されていますので、その内容にも十分ご留

ください。また、誘拐対策に関しては、パンフレット「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」も併せて

ご参照ください

(パンフレットは、 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載)。


(問い合わせ先)

○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399

○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせは除く)

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140

○外務省海外安全相談センター

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

○外務省 海外安全ホームページ:

                http://www.anzen.mofa.go.jp/

                http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(携帯版)

       ホームページ: http://www.kg.emb-japan.go.jp


 引き続き,大使館等から連絡を受けられる体制を維持していただけますよう,

よろしくお願い申し上げます。


在キルギス共和国日本国大使館

所在地:ビシュケク市ラザコヴァ通り16番地

16, Razzakova Str., Bishkek, 720040, Kyrgyz Republic

電話番号:(0312)300050 / 300051 FAX:300052

緊急連絡先(休日・夜間):(0555)775319