海外安全対策情報(平成25年10月~12月)

 

1.社会・治安情勢

 

   期間中、大きなデモや抗議活動等は見受けられず、治安情勢に目立った変化は見られなかった。

 

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

  

殺人、強盗等の凶悪事件が散見される他、空き巣、公共交通機関やバザールでのスリ、置き引き等の窃盗事件が日常的に発生している。日本人は、路上強盗、窃盗、また 官憲による賄賂の要求等に特に注意を要する。

(1)殺人・強盗等、凶悪犯罪の一例

  ア 10月6日夜、イシククリ州カラコル市郊外にて、2人のキルギス人男性が銃で撃たれて死亡しているのが発見された。なお、犯人は未だ検挙されていない。

  イ 11月9日夜、オシュ市のオシュ国際空港駐車場にて、車に乗っていたキルギス人男性が4名のキルギス人男性に銃で襲撃され、積載していた現金400万ドル入りの鞄を強奪された。なお、犯人は検挙されている。

  ウ 11月13日、ビシュケク市内において制服を着た偽警察官のキルギス人男性2名が車を停車させ、積載していた現金40万キルギスソム(約80万円)を奪った。なお、犯人は検挙されている。

  エ 11月13日夜、ビシュケク市内において、切創痕のあるキルギス人男性1名が自宅で死亡しているのが発見された。警察は殺人事件と断定し捜査しているが、未だ犯人は検挙されていない。

(2)邦人被害

  ア けん銃様のものを使用した強盗事件

    10月18日午後11時30分ころ、ビシュケク市8番団地(市内南方)に所在する日本人旅行者がよく利用する宿泊所前路上において、外出先から帰宅してきた日本人男性1名が、ロシア語を話す3人組の男にけん銃のようなものを突きつけられ、現金やデジタルカメラを奪われた。

  イ 窃盗(スリ)

   11月1日午後4時ころ、ビシュケク市のオシュバザール内において、日本人旅行者の女性1名が散策中に、所持していた鞄のチャックを開けられ、中に入れていたデジタルカメラ等を盗まれた。 

 

3.テロ・爆弾事件発生状況

 

(1)テロ事件

   認知していない。

(2)爆弾事件

    認知していない。         

 

 

4.誘拐・脅迫事件発生状況

 

   認知していない。

 

5.日本企業の安全に関する諸問題

  

   キルギスでは、1999年8月に南部バトケン州において、邦人4名が過激派武装勢 力により誘拐されており、注意を要する。

 


 なお、中央アジア5カ国には別途「危険情報」が発出されていますので、その内容にも十分ご留

ください。また、誘拐対策に関しては、パンフレット「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」も併せて

ご参照ください

(パンフレットは、 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載)。


(問い合わせ先)

○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399

○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせは除く)

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140

○外務省海外安全相談センター

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

○外務省 海外安全ホームページ:

                http://www.anzen.mofa.go.jp/

                http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(携帯版)

       ホームページ: http://www.kg.emb-japan.go.jp


 引き続き,大使館等から連絡を受けられる体制を維持していただけますよう,

よろしくお願い申し上げます。


在キルギス共和国日本国大使館

所在地:ビシュケク市ラザコヴァ通り16番地

16, Razzakova Str., Bishkek, 720040, Kyrgyz Republic

電話番号:(0312)300050 / 300051 FAX:300052

緊急連絡先(休日・夜間):(0555)775319